木製看板 節有材について
こんにちはー(*^_^*)
気づいたら真冬ですね。この記事を書いている日は冷たい雨がしとしと降ってます。
私は寒いのがが苦手なので、もうこれ以上無理なくらい厚着してます。これ以上寒くなったら冬眠したいです。。
年の瀬も近いので、元気出していきたいところデス。
今回は、木の節についてお話したいと思います。
ここをご覧になってる方で、木彫り看板の見積もりを取ったら、意外と高かった…とか、そういう経験はありませんか??
木彫り看板は、皆様の想像以上に高くなってしまうことが多いかもしれません。
というのも、加工費はともかく、材料の銘木が高価なのです。
弊社でも、お見積りをさせていただくときは、この木を使って…とか、考えるわけですが、やはり、状態の良い、きれいな木を選んで見積もりをします。
つまり、予算の相談や、状態の指示等、なにも無いときは、最上級のもので算出しているということですね。
そうなるとやはり高価になってしまうこともあります。
じゃあ、やっぱり高いし、木彫り看板は諦めてもらおうか、とか、そうなる前に、ぜひ一度価格についてご相談ください。
前述したように、「銘木が高価」ということは、「銘木の値段を下げることができれば、コストダウンが可能」ということです。
■材料の値段を下げるには??
高価な銘木には、やはりそれなりの理由があります。
そもそも高価な樹種や、幅の広いものや、玉杢と呼ばれる美しい、貴重な木目のもの(あまりに高価なので一般的な店舗看板に使用されることはほぼありませんが)等、色々ですが、
一番分かりやすいものは、節が目立つかどうかです。
先ほど記述したように、なにも条件が無ければなるべく節のないものや、上子節などのなるべく節の目立たないものを選びます。
(フシが無ければ高いとは一概には言えませんが。。銘木の価格設定は奥が深すぎて難しいのです。)
逆に言えば、節の目立つ材は比較的安価ということです。
■節の目立つ材について
安いということは、ダメな材料ではないの?という疑問があるかもしれませんが、
そもそも節というのは、木が成長する過程で、枝の根本を取り込んでいき、できるものです。
つまり、自然と成長すると自然にできあがる自然なものということですね。
むしろ、ありのままの自然な姿がより出ているのが節有の材とも言えます。
節無しの材が高いのは、単に数が比較的少ないということですね。
↑以前製作させていただいた、節有材の看板です。
もっと節が少なく、安価な材もあります。
木材の自然な、暖かい雰囲気がより感じられます。
■節有材の注意点
NCルーターという機械ですべて加工しているため、節に刃が当たると、欠けてしまうことがあります。
その際は、接着剤やパテで補修することになります。
近くで見れば分かりますが、少し離れるとほぼ目立ちませんが、これがどうしても気になるお客様は、避けたほうが良いかもしれませんね。
節のある材料のこと、少しでも知っていただけたでしょうか??
・比較的安価
・自然な木の雰囲気がより出る
お客様との予算が合わない場合は、一度ご提案してみては如何でしょうか。
もちろん、節無しの材でも、価格を下げる方法はありますので、見積もりを見て、高い!と思ったとしても、どうかもう一度、ご相談ください。
高いだけなら、なんとかなる場合もあります。予算に見合った提案もさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
それではこの辺で。山口デシタ。
あでゅー:-)