弊社在庫、または提携業者様から材料の選定を行います。
弊社在庫であれば、弊社にお越しいただき実際に木目を確認することも可能です。
選定した材料の写真撮影を行い、PC上で文字の配置決め(レイアウト)を行います。
出来上がりにイメージを近づけるため、写真に合成を行っています。
その意匠図をもって、お客様に確認をしていただきます。
(お客様からのデーター支給も対応しております。)
自動カンナにて厚みの調整を行います。
厚みの調整後に、木材をカットし、仕上がりの形へ整えていきます。
オービダルサンダーなどでやすり掛けを行います。
小傷でも残ってしまうと下塗りした際に傷などがハッキリと出てしまうため、様々な角度から確認しつつ、表面を整えていきます。
下塗り用の塗料を塗布します。
塗料を全体に塗布し、塗布後は丸一日しっかりと乾燥させます。
下塗り塗料が材料にしっかりと浸透することで、上塗りのクリアが禿げにくくなり、対候性も向上します。
上塗りのクリア塗装を行います。
弊社では厚塗りしても割れにくく、木材の伸縮に追従できる柔軟性を兼ね備えているウレタン系塗料を使用しています。
塗装は家具の塗装にも使われている、アネスト岩田社製のガンで塗装を行っており、きめ細かな塗装が可能です。
切削用のデータを作成していきます。
NCルーターにて切削を行うため、専用ソフトでNC用のデータ作成が必要となります。
このシステムは、看板製作専用なので、イラストレーターのデーターを読み込むことが出来ます。
切削用データーを、3Dシミュレーションを使って切削箇所の深さ、全体の彫りイメージなど、出来上がりの確認していきます。
4×8板サイズ(1220×2440)まで切削可能なフラットベットのNCルーター加工機にて切削を行います。
しっかりと木材を固定し、紙原稿を切削予定位置に置き、何度も掘り出し開始の部分を確認した上で切削を始めます。
万一間違った場所を彫ってしまえば取返しがつかないため、毎回緊張する工程です。
切削後はバリの処理や、刃物の通った後などをやすり掛けで綺麗にしていきます。
大きい所はベビールーターなどの工具も使えますが、基本的に手作業になります。
切削箇所に吸い込み防止剤を塗装し、墨入れを行います。
一般的には手作業で墨入れを行いますが、弊社では仕上がりの綺麗さで墨入れをスプレー塗装で行っています。
この作業には、綺麗に仕上げるための社外秘の工夫があります。
墨の入り切っていない箇所がないか、飛び散りなどが無いかなど、合成レイアウトを確認しながら最終のチェックを行います。
墨入れ後の塗料が乾燥すれば完成となります。