凹凸のある木
投稿日 2019年06月27日
G20で何だか物々しい雰囲気の大阪です。
大阪以外の方はいまいちピンと来ないと思いますが、、高速道路は通行止め、街中に警察官の方々。なかなかの非日常感です(;’∀’)
交通規制で仕事にならないのでお休みの会社もあるようですね。弊社は通常営業ですが、いつもより静かな気がします。
普段より電話が鳴らないのでブログ更新します山口です!
お客様に材料を支給していただき、加工させていただくことが多々あるのですが
どーーーしても文字を彫れないときがあります。
先日、お持ち込み頂いた木が、まさにそれでした。

なかなかの古材です。
ここに文字を彫る、、、というのは困難です。
なぜかというと、この古材の雰囲気のまま看板にしたいとのご要望だったからです。
当然、表面には凹凸、反り・捻りもあり。
荒材を持ち込んでいただいたとしても、基本的には、削って反りを取り、表を綺麗にしてから加工します。
そして弊社は、彫り加工はすべて機械で行っています。
台の上に平置きして、その上から、回転する刃物が材を削っていくようなイメージです。
凹凸のある材を平置きにしていると、当然、刃物からの距離にバラつきが出てしまい、思ったように文字を彫ってくれません。
彫るのは不可能、と判断し、直接文字を書くことにしました。
アタリを取って、筆で直接書いていきます。

これはかなりの技術を要する作業ですが、店舗の外壁等にも文字や意匠を書いたりします。
壁一面に書く時は丸一日仕事ですね。大変ですが完成したときは圧巻ですよ。
木看板を作るとき、こういう方法もあります!
ぜひいろいろな方法をご検討くださいね(*’▽’)